彼ならきっと大丈夫だと思ったのに…
そんなにも美しい顔で私を見つめないで!
だって私は、〇〇〇〇アレルギーなんだから・・・
著者:井藤揚子
『恋愛アレルギー』
過去のトラウマでこじらせちゃったOLが挑(いど)む、もう後がない必死のオフィスラブ!
井藤楊子さんというサイト主・マルが初めて作品を読む作家さんだ♪
物語はというと、
田舎に住んでた地主の娘が、都会に出てきてダラダラと青春を謳歌し、24歳になっても恋人もなく、
「派遣社員やってるくらいなら実家に戻って見合い結婚しなさい!」
という、恋愛、もしくは結婚しなくちゃ設定のTL漫画です♪
正直、この手の作品は飽きるほど読んできたマルだし、
どこにでも転がってるようなフォーマットの作品である。
本作の内容を紹介する告知分を読んだ時も
「またこのパターンか!」
と、顔をしかめつつも、どこかウキウキしながら読んでいる自分がいるのである(汗)
なんてことはない!
こんなラブストーリーが実は大好きなのだ♪
しかも・・・
今、マルは主人公の一人、ダサ男の古賀くんに夢中なのである。
ということで・・・
「やっぱりこの設定は萌える♪」
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恋愛アレルギー【解説と感想】彼女は〇〇〇〇が苦手だった!
1話:柚木聡子
ヒロインの柚木聡子(ゆぎさとこ)は、先週この会社に転職したばかりのOLだ。
年齢は24歳で、特になんの才能もないただのOL。
そして…今、彼女は最大のピンチを迎えている(汗)
彼女の素性は田舎の地主の娘で、短大へ通うために都会へ出てきたが、
大学を卒業して2年。
特に、恋人ができたわけでも、仕事で成功してるわけでもない残念な社会人女子である。
今はただ目的もなく、都会での生活にしがみついている状態です。
近所の人間が全部自分のことを知っている。というプライベートが全くない田舎の生活が嫌で、
高校を卒業したら飛び出すように都会の短大を受験して上京したのだ。
しかし・・・
都会で生活する意味を見いだせないままズルズルと時を浪費する彼女は、
今や、親から実家に戻って見合い結婚しろと迫られる日々が続いている(汗)
しかも・・・
先日は母親から、
「もうアンタの婚約者見つけといたっぺよ♪」
という悲しすぎる連絡をうけてしまうのです!
「これはまずい!」
ということで、彼女んが咄嗟に考えたのは替え玉の恋人だった。
そして・・・
彼女から白羽の矢が立ったのは、聡子の直属の上司・古賀(こが)だった・・・
古賀太一
彼の名前は、古賀太一(こがたいち)
分厚いメガネ・無意味に高い身長・無表情・暗い。
この、モテない要素が何拍子も揃ったような男が現在の上司だ。
しかも、聡子が勤務する部所は、立った二人だけ。
聡子と古賀だけ。
そう・・・
古賀はこれでもPC関連のエキスパートで、彼が社内のネットワークインフラを一手に引き受けている貴重な存在なのだ。
見てくれと性格は最悪だけど、仕事のスペックはかなり高い。
しかも・・・
社内の女子たちが噂してるほど聡子は古賀をキモイ男性だと思っていなかった。
むしろ古賀みたいなダサい男が聡子のタイプでもあったのだ。
彼女は〇〇〇〇が苦手だった!
聡子の恋愛には大きく偏った特徴がある。
なぜなら彼女は〇〇〇〇が苦手だった!
イケメンな男にアレルギー反応を起こしてしまう体なのです(汗)
かっこいいイケメンに体を触れられるとどういうわけか、
体中に蕁麻疹(じんましん)が出て、息苦しくなってしまうのです。
こんな症状に悩まされるようになったのは、聡子が田舎で過ごした幼少期のトラウマが原因だった。
彼女は、地主の娘ということが原因で一人も友人と呼べる人間がいなかった。
そんな中、聡子と同じ地主の子供が近所にいて、その子はやんちゃな男の子だった。
ただ・・・
彼は誰もが目を見張るイケメンで、そんな彼に聡子はずっと嫌がらせやイジメを受けていたのだ。
なので…
その時のことがトラウマとなり、大人に成長した今では”イケメンアレルギー”になってしまったのです。
しかも・・・
母親が電話で言っていた婚約者というのが、こともあろうにそのいじめっ子地主の健(たける)だったわけです。
{な・なんとしてもこの縁談は破壊しなければ}
聡子にイケメンアレルギーを植え付けた健との結婚なんてありえない!
焦った彼女は、酔った勢いで
「私の古賀に婚約者になって下さい」と迫った。
すると古賀は・・・?
2話:告白
古賀に婚約者のフリをしてもらった帰省は結果的に大成功に終わり、
聡子はこのまま引き続き東京で生活を続けることができました。
実家で健とはひと悶着があったものの、それよりなにより、聡子は今回の帰省がきっかけで、
古賀に本物の恋心を抱いてしまうことになった!
メガネを外したイケメンの古賀には近づくことさえ出来ないが、
普段のダサ男の古賀となら恋愛モード急上昇の聡子だった!
しかし・・・
勇気を出して聡子が古賀にストレートな気持ちを告白しても、
古賀からはスルーされてしまったのです(汗)
聡子としては、一世一代の告白のつもりだったのだが・・・
古賀の反応に落ち込む聡子。
古賀の秘密
なぜ…古賀は自分の告白を拒絶したのか?
ある日、聡子は勇気を出して古賀になぜ自分ではだめなのかを聞いてみた。
すると・・・
古賀の口からとんでもない過去のトラウマが語られることに・・・
確かに古賀が聡子に自分は恋人としてふさわしくないと言いました。
その理由は、継母と体の関係を持っていたからなのです!
しかも・・・
もしかすると年の離れた弟は自分の子供かもしれないし、
今もその継母と不道徳な関係が続いていたからです!
想像を遥に超えるヤバイ古賀の秘密を知った聡子はさすがに動揺を隠せずにいました。
しかし・・・
それでも古賀のことを諦めきれない聡子は、再び自分と向き合って欲しいと彼に訴えるのです。
すると…
「あなたはめげませんね~」
と…なかば呆れ気味に古賀は聡子に語りかけると・・・
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恋愛アレルギーの感想
全体的なストーリーは、かなり萌え度の高いストーリーなんだけど、
「正直いまのところヒロインの聡子にまったく魅力を感じない」
典型的な自己チュー女で、自分で自分の面倒を見れないうっとおしい勘違いオンナだ。
マルは、こんな世界中の不幸を背負ってます。みたいな勘違い女が大嫌いなんです!
「彼女の言ってる事ややってることは何から何まで自業自得。」
全て自分が頑張れば解決できることばかりなのに。
ぜんぶ、育った環境や、周りのせいにしている!
だから…
今のところそんなダメ女に振り回されている古賀くんが可哀想に思えてしょうがない(汗)
一方で、お相手の古賀くんはスゴク魅力的な男性だ♪
ただ・・・
「果たしてあの美形の古賀くんが、分厚いメガネと根暗なだけで女子からモテなくなるんだろうか?」
オンナの観察力ってそこまで鈍くはないけどね(笑)
男を探してるOLたちのイケメンレーダーなんて、半端ない精度だと思うのだが・・・
まぁそんなことより、せっかくいい感じになってきた聡子と古賀の関係に、
健という邪魔者がどう絡んでゆくのか?
結局、幼いころから聡子のことが実は大好きだった健。
よくある『好きな女の子ほどイジメる』という幼い男子独特の生態が仇(あだ)になってしまったわけだ(汗)
しかも・・・
顔は隠れイケメンとはいえ、聡子にひたすら優しくて紳士的な古賀に、一歩も二歩も先を行かれてる健。
今後、この三角関係がどうなってゆくのか?
見逃せない展開になってきたのは確かだ♪
【2話の感想】
衝撃の展開が待っていました(汗)
あの古賀くんが継母と禁断の関係だったなんて・・・
しかも…
年の離れたあのカワイイ弟がもしかしたら彼の息子かもしれないなんて・・・
よくあるラブコメモノと思って気を抜いて読んでいたら、
「とんでもない展開にワクワクしちゃいました♪」
これは…マジで面白いぞ!
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